僕のように趣味が高じてブログを書いているような物好きは、服、靴、時計が好きな一方で切っても切り離せないものがあります。
それが「写真」。
もちろん写真など撮らなくとも服飾趣味は楽しめますが、ブログを書くなら話は別です。
思い返せばブログの書き始めた当初の写真は構図も画質も酷いものだったなと……そんなにひどかったっけ?と思って現存する最古の記事を見てきました。
ひでえ。
いくら初心者でももうちょっと頑張れるでしょうよ。
どうやったらこんな雑な写真が撮れるんだ。というかこのときでも既にiPhoneの画質だとかなり良いはずだけど……。
なんというか、「誰がつくってもだいたいおいしくなるカレーやピザがまずい」みたいな、なんでそんなことになっちゃったの感を味わってます。
そんな時代もありながら、今ではカメラ3台所有する凝り様。
ミラーレス一眼2台、コンパクトデジカメ1台。
今回はそのうち、「コンパクトデジカメ」の記事です。
◆Leicaのカメラ
「いつかはライカ」。
なんだかよくきくフレーズのような気がします。
そのジャンルにおいて「最高級」と名高いものはよくこう表現されます。
とはいえ、どのブランドにおいてもランクはあります。
ライカにおいてもそれは同じ。
最も安いライカだと中古で5万以下で手に入るようです。
詳しくは最近僕が良く拝見するブログをご参照ください。
というかこのブログ見たら全てが載ってるからこの記事要らないのかもしれない。
まあ独自目線で掘り下げましょう。
もっともライカらしいと言えばMシステムをつかったシリーズかもしれませんが、今回僕の理想は「気軽に持ち運べるカメラ」。
そうなると“Qシリーズ”のレンズ一体型コンパクトデジカメが理想です。
◆Qシリーズ
「ライカQ2 / Q2モノクローム」は、本質を追求しながらも革新性や性能、コネクティビティ、そして耐久性と洗練されたエレガンスのバランスがパーフェクトに融合しています。「ライカQ2 / Q2モノクローム」は、「ライカQ」の卓越した性能と時代に左右されない洗練されたデザインを受け継ぎながらも、新開発の35mmフルサイズセンサー、明るく高性能なレンズ「ライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH.」、高速オートフォーカスシステム、そして革新的な有機EL電子ビューファインダーなど数多くの新機能を搭載しています。
https://store.leica-camera.jp/category/camera_q
公式HPの解説によると、かなり利便性の高いプロダクトと言えそうです。
ここに記載されている“ライカズミルックス”なるものはレンズ単体で購入すると80万円程度と高価。
(とはいえQ2に搭載されているズミルックスはレンズ単体で販売するものとは若干スペックが異なります)
Q2には様々な限定モデルが出ていますが、これは標準モデル。
赤いバッヂがチャーミング。
背面は極めてシンプル。
再生ボタン、ファンクション、MENUボタンが並び、液晶と簡単な操作キーのみ。
サイズ感も伝わるかな?
コンデジとしては少し大きめです。
先ほど利便性について少し言及しましたが、ライカのカメラは決して親切ではないようです。
MENUのカテゴリ、顔認証の切り替えなど、他のデジタルカメラにはあって当たり前のものがない。
難しいところですが、その使い難さもライカの魅力のひとつのようです。
◆いろいろ撮ってみた
せっかくですから、いろいろ撮ってみました。
カメラについてはズブの素人、ただの服飾好きとしてお手柔らかにご覧下さい。
なんといってもリストショット。
これが撮りたくて手に入れたようなものです。
しっかり諧調表現されていて、ライカならではの独特の色味も楽しめます。
背景のイルミネーションをぼかして撮ったデイトナ116503。
もう少しくっきりした玉ボケを狙えばよかったかな。
写真上手な人、教えてください。
靴も撮りました。
スラックスの生地やコードヴァンの光沢が美しい。
色味は少ないのにこの表現力。
VASSのコンビウィングチップ。
シボ革とスムースレザーの同色異素材の組み合わせが色気ありますね。
何気ないにしむら珈琲の景色。
緑の色味、木材の落ち着き、シースルーカーテンのしなやかさ。
構図も適当、見てから撮るまで5秒。
適当に撮ったって、充分魅力的な景色になりませんか?
心斎橋。
お正月だから国旗があるのかな?
何とも日本的。篠原涼子さんの表情まで読み取れます。
神戸元町の高架下。
ここは立ち退きが決定していて、真昼でもこの様子です。
かなり虚しい雰囲気ですが、黒く潰れた(ように見える)箇所に注目。
かなり情報が残っています。この粘り強さも魅力のひとつ。
友人と行った焼き鳥屋。
あえてコントラストを触ってますが、賑やかな店内を切り取った雰囲気のある写真。
ライカQ2はシャッタースピードを手軽にかえられますから、奥の店員の方が動いてブレるような表現も狙いやすいと思います。
よく行く蕎麦屋さんの一角。
照明のぼんやり照らす感じが良く出ています。
このなんでもない写真だけで「へえ、雰囲気の有りそうな店だな」といった感想がでてきます。
それほど飲食店の設備や調度品には大切な役割があると同時に、それを切り取って主役として表現できるカメラのおもしろさに心を打たれますね。
綺麗な鏡があったので撮ってみました。
遠近感の迫力、カシミアストールの質感、ボタンの艶など、見れば見るほど表現のバリエーションに富んでいるように思えます。
いずれの写真もシンプルに画質が良く、気軽に撮っても様になる雰囲気はさすがライカですね。
◆まとめとあとがき
ライカのカメラは一部パナソニックでつくっているものもあるそうですが、ドイツでつくられるライカはいずれも高額です。
しかしながら、僕たちは何度も「高いものには理由がある」ことを認識してきました。
このカメラにおいては、ライカならではの世界観に投資する価値があるというところでしょうか。
日常で目にしたものを自分の裁量でライカの世界観に閉じ込めることができるなら、なんだか心も豊かになります。
繰り返しますが、僕はカメラは素人ですから、界隈の方からすれば「なんにもわかってない」とおもわれることもあるやもしれません。
でも「写真が楽しい」ということはよくわかりますから、これを気にもっともっと勉強しようと思います。
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