国内シャツのとある到達点:レスレストン SHIPS Wネーム

シャツ

レスレストンのシャツをいつか必ず購入することは決まりきっていました。
感度の高い紳士諸兄が当然のようにワードロ―ブに持ち、愛用している様を見ていましたし、ルーツが大阪というのもいい。
こう見えて(?)僕はコテコテの南大阪出身。特にルーツにこだわる性分でもありませんが、同郷となるとやはりなにかしらのシンパシーを感じずにはいられません。

本場ナポリには手縫いのシャツブランド、工房がたくさんありますが、国内最高峰と評されるレスレストンの魅力はどこにあるのか。
……と、想いながら先日オーダーしてきたのですが、まさかのオーダーが上がる前にご縁があって既製品を購入してしまいました。

 

◆レスレストン

1986年 「シャツをドレスクロージングの主役にする」という目標のもと創業。大坂のシャツブランド。
今は2代目の久木元陸央氏がメインで動かれているようです。
一度COL神戸で開催されていたトランクショーでお会いしましたが、落ち着いた風格をお持ちの方でいらっしゃいました。
基本的にはビスポークブランドで、今回のSHIPSとのWネームはこれまでにない試みだったそうです。

つくりはマシンメイド。
好みの別れるところですが、普段愛用しているCOLのスーツやジャケットには表情豊かな手縫いのシャツより端正なマシンメイドの方が合うのかもしれません。

◆シップスWネーム ラベンダーストライプ

SD: LES LESTON for SHIPS オックスフォード ストライプ ボタンダウンシャツ

今回のシャツはSHIPSとのWネーム。
型紙から起こしたオリジナルだそうです。

これは届いた直後ですが、この時点で美しい面持ちですね。
レスレストンは細部まで丁寧に縫製されていますが、襟の表情は特に綺麗ですね。

WEAR WASH ENJOY!ということで、洗いにかけて軽くアイロンをあててみました。

我慢できずに撮影前に一瞬着てしまった。

生地はオックスフォード。
ご覧の通りボタンダウンです。オックスフォードのボタンダウンはこれからの季節重宝しますね。
但しラベンダーのストライプはややエレガントな印象でしょうか。
合わせるアイテムを選ぶかもしれません。

襟の雰囲気。
運針は3ミリあたり28㎝だそうです。
このWネームの運針に関しては「通常より精緻にしている」そうです。
糸の素材も変えているそうですが、全くわかりません。細かなこだわりは積み重なって全体の雰囲気になるのでしょうね。

背面。
スプリットヨークです。

左右に細かなギャザーが入っていますね。
このスプリットヨークのデザインはシップス側からのリクエストだとか。

ラウンドカフです。
見にくいですが、タックは3本入っています。
これもWネームならでは。より腕周りがゆったりします。

◆着用

着てみました。

最近とんでもないペースでヘビーローテーションしている、COLのリネンブレザーと。
腕周りの雰囲気はジャケットを着てしまうと隠れてしまいますが、襟の雰囲気、ロールの具合はさすがですね!

せっかくなので、タイドアップしてみました。
赤系のレジメンタル。
こうなると靴は黒がいいだろうか……。
トラウザーズはグレーの方が良かったですね。

 

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期待通り、ネクタイはありでも無しでもいけそうです。
ものによってはボタンダウンシャツにネクタイしたときのロール具合がうまくいかないものもあってちょっと苦手意識があったんですが、これは大丈夫ですね。
とても綺麗です。

◆あとがき

全体的にクリーンな印象の仕立てでした。
手縫いの工程を持つシャツとしては、バルバのドレスシャツをレビュー済みです。

見返してみるとこれはこれで素晴らしい。
ですが手持ちのアイテムとあわせるとレスレストンの方がしっくりきますね。
今後はレスレストンを買い足していくことになりそうです。
手縫いのジャケットなどが増えるようであれば話は別ですが……。

ラベンダーストライプは案外黒に映えて、魅力的に感じました。
次に届くのはデニム生地のMTO。
こちらも心待ちにしていますが、あと一か月程度はかかりそうです。

楽しみは尽きません。


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コメント

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