「レザーシューズしか持っていません」というと、「子供と遊ぶときどうするの?」とよく訊かれます。
子供と遊ぶときの僕的最適解、このベックマンかもしれません。
普段は革製品を後生大事に扱っている僕ですが、ことワークブーツにおいては雨でも悪路でも履いて行きます。
その方が素敵にエイジングする気がしますね。
もちろんケアはしますが。
◆そもそもレッドウイング
1905年、アメリカミネソタ州のレッドウィングという街で、チャールズ・ベックマンが14人の仲間と共に「Red Wing Shoe Company」という名の小さな工場を設立。現在でも、アメリカ国内での生産にこだわり、本格的な作りに相反した控えめの値段設定などの条件が重なり、世界中のワークブーツを代表するブランドへと成長した。現在では、赤い羽根がロゴマークとして用いられている。日本では、レッドウィングジャパン (Red Wing Japan) が輸入や企画・生産などを執り行っており、アメリカのレッドウィング社とは型番やモデルが違うものとなっている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0
公式ホームページが見にくかったので、Wikipediaから引用しました。
100年以上前に創業しているのですね。
ちなみに僕はレッドウイングはこの一足しか所有経験がありませんので、ブランドについては特に詳しくありません。
◆ベックマン フラットボックス
「ベックマン」は創業者の名を冠した、人気のブーツですね。
通常のベックマンはぽってりしたトゥとスマートなデザインから、ワークブーツでありながら気品ある佇まいが特徴的です。
僕の持つブーツはベックマンでも「フラットボックス」というモデル。
トゥにいわゆる先芯がないものですね。
独特な経年変化が特徴です。
◆デティール:各部経年変化
それでは、細かいディティールを見ていきましょう。
このブーツは2019年の11月9日に履き下ろしています。
カラーはブラックチェリーと呼ばれる赤系統のものですね。
フェザーストーンレザーといって、自社タンナーのキメ細やかなレザーです。
シューレースは付属のもので、レザーです。
シャフト部分にうねるような皺が入っていますね。
少々乾燥気味ですが、革質はなかなか良いです。
トゥはこのように指で押すと簡単にへこみます。
以前は先芯がないものが普通だったようで、割とクラシックな意匠だそうです。
この柔らかさから、トゥの部分までしっかり皺が入り、味わい深い「ヤレ感」が出ます。
インソール。
レザーの質は悪くないです。
飴色に変化する途中の質感ですね。
◆着用
APCのデニムと合わせました。
やってる人を否定する意図はありませんが、アメリカ産ワークブーツだからといってアメリカンな装いをすることはありません。
僕のワードローブからすると、基本的にトラウザーズは細身でシャツが多いので、どうしてもクラシックよりのスタイルになってしまいます。
アメカジがしたいわけではないので、個人的にはこれで良しとしています。
◆まとめ
全体的に概ね期待通り。満足してます。
先芯がないぶん、履き心地は柔らかい。
スニーカーのようにふらっと履いていろんなところに出かけてます。
アウトドアとかも全然いけますね。
ただ、個人的には手入れしてきちんと入った皺がいいんですが、公式サイトやインスタグラムに載ってる画像はいささか大袈裟な気がしますね。
これ、あんまり好きではない……。
なんか無理して極端なエイジングをしたような感じがします。
ワークブーツの世界を覗き見ると、得てしてこういう乱暴なエイジングが崇拝されているようなことがあるんですが僕の好みとは合いませんね。
シューツリーも入れるのは悪!という風潮も時折感じます。
個人の選択なので、シューツリーを入れないエイジングを楽しむのももちろん自由ですが、いずれにしても無理強いするような流れは良くないですね。
ちなみに僕はシューツリー入れてます。
余談ですが、レッドウイングのシューズは製造年月がわかるようになっています。
右下部分を見ると、0417と記載があります。
2017年4月製造ということですね。
購入時点で製造から2年半経ってるじゃねーか。
まあ、革製品は古いものが良いと言いますからあまり気にしないでおきましょう。
ベックマン フラットボックスはこのカラーが終売になってしまうそうです。
あまり人気がなかったのかもしれません。
今後のおすすめは「茶芯」とよばれるブラックのカラーです。
エイジングがとことん楽しめるので、僕も悩んだ一足です。
リンクはフラットボックスではないのでご注意ください。
フラットボックスのボルドーは終売になったようです。
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