カントリーとエレガントの最大公約数を目指して:VASS MTO グレインレザーホールカット

なんとなく、気になり続けていたんです。ホールカット。

きけばごまかしのきかないその製法、デザイン、形状には、革質も技術も顕著に現れるというではありませんか。

 

そうであれば、やはりできるだけこだわった一足を手に入れたいと思うのは自然の流れ……。

自然の流れ……。

 

 

◆開封

 

届いてしまった……。

 

model:Fラスト ホールカット

collar:スコッチグレイン ダークブラウン

size:41

sole:レザー(レンデンバッハソール)

今回MTOしたのは導入の通り、ホールカット。

グレインレザーのホールカットってなかなか出会えなかったので、VASSでオーダーした次第です。 

 

◆ディティール:アッパー

 

ディティールを見ていきましょう。

ラストは例によってFラストです。
形状や、ホールカットの持つ性格は専らエレガント。
個人的にFラストは履いた時が最も美しいと思っています。
やっぱり足に合う靴が良いですね。スーツなど服も同じですが……。

 

 

綺麗なシボ革。トゥの部分は釣り込みにより若干スムースになっています。
スコッチグレインレザーはその模様からキズや皺が目立ちにくいとされています。
素材はカントリーテイストというわけですね。
触れてみると革のモチモチ感に加えて、シボの感触が心地いいです。

 

 

◆ディティール:サイド

 今回は横からも見ていきましょう。

横顔。

スペードソールです。これには少し思惑があります。

 

……。
細かすぎてわかりませんね。(笑)

今回、通常よりヒールを5㎜あげてもらいました。
Fラストの横顔がさらに映えるよう、高めのヒールとスペードソールでメリハリをつけたかったんです。
とはいっても僕オリジナルではなく、ネットにあった画像を参考にしました。
個人的には正解だったと思います。

 
こちらは同じFラストの別の靴ですが……。

比べてみると違いがわかりやすいですね。
ちなみに後の画像もスペードソールです。

◆ディティール:ソール

レザーソールです。

レンデンバッハは耐久性に優れ、その歩き心地は石畳を上質なカーペットのように思わせるほど。

 

◆魅惑の制作過程

今回依頼した職人のアッティラさん、なんと制作過程を撮影して送ってくださいました。

底付け前ですかね。
アッティラさんすごく短いズボンで作業されているようですが、危なくないのでしょうか。

 

アッパーは完成していますね!
ラストを入れて、形に馴染ませることが重要だそうです。

 

こういった過程を見ると、まさしく人の手でつくられるのだなということがよくわかりますね。
素晴らしい靴です。

 

◆まとめ

僕としては大満足。
納得のいく仕上がりでした。

しかし、なぜないんでしょうか?グレインレザーのホールカット。
かなり調べたつもりでしたが見当たりません。
もし知ってる&持ってるという方、是非見てみたいので教えてください。

 

ちなみに余談ですが、このソール、元々ダイナイトソールでオーダーしてたんです。
雨用にしようと思ってたんですよね。

しかしオーダーして一週間くらい経ったころ、よく考えればより高級なレンデンバッハが標準装備なんだから、つけてもらえばよかったなあ……。と後悔していたんです。

 

 

そしたらアッティラさんが間違えました。

ファインプレー。

 
 

 

というわけで、今回はVASSでMTOしたホールカットの購入時レビューでした。

SNSではより等身大のyurimeをpostしています。ひかないでね。
装い、メソッド。

コメント

  1. […] VASS MTO ホールカットの魅力なんとなく、気になり続けてるんですよね。… […]

  2. […] […]

  3. […] 【靴】・VASS Fラスト Vフロントミュージアムカーフ・VASS MTO グレインレザーホールカット・VASS ダブルモンク ブラック・VASS ウィングチップコンビ ブラック・G&G クラシックライン スエードローファー・Foster&SON チャッカブーツ スエード […]

  4. […] 同じくVASSから、MTOホールカットです。購入当初の記事はこちら。グレインレザーのホールカットが欲しかったのですが既成靴で見つからず、MTOしました。履きこんでいくと独特の雰囲気と履き心地。先ほどのVフロントよりもハーフサイズあげているのでフィッティングも良好。 […]