今期のセール品の購入はもうおしまい……のと思っていましたが、地元の百貨店でタイユアタイのネクタイが50%以上値引きされていました。
元値は伺ってませんので、50%以上というのはあくまで推定ですが……。
それでもこれからの季節重宝しそうなカラーだったのと、セッテピエゲに惹かれて購入。
やはりセッテピエゲはそれだけで雰囲気がありますね。
スフォデラータであれば柔らかい風合いは出ますので、トレピエゲやクアトロピエゲでもいいんですがセッテピエゲならではのボリューム感がやはり素晴らしい。
◆以前購入したセッテピエゲの記事はこちら。
ここきてはじめて気づきましたが、ネクタイの購入頻度に対して記事が極端に少なかった。
紹介し忘れているものが多々ありそうなので、順次記事にしていきます。
◆今回購入したネクタイ
さて、今回購入したのはこちらのタイ。
アットヴァンヌッチを擁するセブンフォールド社の代表的ブランド、タイユアタイのセッテピエゲです。
タイユアタイは品質も高く、その名はクラシック好きでなくとも知るところですね。
◆手縫いのネクタイ
アットヴァンヌッチ同様、タイユアタイのネクタイは基本的に手縫いです。
全体的に甘く柔らかい雰囲気を纏いますが、特に大剣先は僕の気に入るところ。
一見して不均一で、好みの分かれるところですが完璧な均一感を求めるならハンドメイドは避けた方が良いでしょう。
こんなことを発言すると多くの敵を作りそうですが、レザーシューズでいうところの「オールデン」や「ホワイツ」などはしばしばつくりの粗さが取り沙汰されます。
結局「アメリカらしさ」に落ち着くことの多いこの議論ですが、これはよくない。このつくりの粗さを「良さ」と捉える様はさしずめ信者といったところでしょうか。
手縫いによる縫製の甘さはそれとは一線を画し、手縫いという工程を以て最良を目指した結果独特の雰囲気が生まれるものなので混同なきようお願いしたいところです。
誤解がないように申し上げたいのが、アメリカ製ブランドによるつくりの粗さにアメリカンスピリッツを感じ、その国民性による個性的な職人気質を好むのはとても素晴らしい趣向だと思います。
実際に僕もホワイツやレッドウィングを愛用してますしね。
「つくりが粗いのがオールデンだぜ!これが良いだろ!?」というのは違うのでは、という個人的見解です。
閑話休題……。
◆手縫いのネクタイを締めるということ。
グレースーツに締めてみれば、秋らしい雰囲気を出せていますね。
とあるファッションブロガーからアドバイスを頂き、ホーズはオレンジにしています。
個人的にこのスフォデラータならではの柔らかい雰囲気は秋がよく合うと思います。
特にこの……
ノットとディンプルの柔らかい雰囲気は芯地のあるネクタイでは得難いところ。
締めるのは少々難しいですが、チャレンジするのも楽しさの一つですね。
◆まとめ
9月最初の更新はネクタイの記事。
朝晩も涼しくなってきましたし、残暑もあとわずか。
この夏ほとんどネクタイを締めて過ごしましたが、いよいよ大手を振って締められます。
ネクタイが変わるだけで全体の雰囲気がガラっとかわりますので、気軽に雰囲気を変えられます。
この秋はお気に入りのネクタイを見つけてみてはいかがでしょうか。
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